はじめに-木製BMX練習コースを自作することにしました。

私は、BMXレースという競技に取り組んでいて、この競技の普及を願っています。

▼BMXレースとは

20インチサイズのBMX(バイシクルモトクロス)と呼ばれる自転車にて、8人で一斉にスタートし、主に土で造られた独自の起伏のあるコースをジャンプやロールといわれるようなテクニックで華麗にこなし、着順を競うBMXレース。2008年の北京オリンピックより正式種目ともなっており、自転車競技の中でもその華やかさと単純明快な着順による勝負に注目されている競技です。また、同じコースで子供から大人まで一緒に楽しめる競技スタイルから、愛好者のコミュニティが強く、世界中で楽しまれている自転車スポーツです。

このBMXレースという競技の普及を考えた時に一番のネックは、起伏のある独自のコースがそれほどないということで、その一つの解決策として練習を行うために持ち運び可能な木製パンプトラックを提案したいと考えています。

というわけで、この木工を行った過程を公開し、出来ればご覧の皆さんにもチャレンジしてもらえたらいいなと思い、一連の流れを公開して行きたいと思います。

▼パンプトラックとは

RedBullパンプジャム 紙で作ってみたパンプ

いわゆるBMXコースのリズムセクションと言われるようなコブの連続しているコースを簡易的に再現させたものをパンプトラックなどといいます。自転車を漕がないでパンプ、プッシュとか言われる動作、ペダルをグイっとおしてあげると、ぐんぐん自転車が加速していく。上手になってくればコブを使ってロールやジャンプといった基礎的なテクニックの練習を行えたりします。
これを木で作った木製のパンプトラックというのは、Googleで「wooden pump track」 とかでイメージ検索すると世界中で作製されてる立派なパンプトラックがいっぱい出てくるんですが、だいたい常設の大きなものなので、そんな土地があれば土で作ったほうがなんだかんだ楽ちんなわけで、今回は現実的に持ち運びが可能なものを計画することにしました。